2022.08.05

藤沢武夫著『経営に終わりはない』を読む。本田技研の創業期を知ると、経営がわかるかもしれない話

小野神社へようこそ

藤沢武夫著『経営に終わりはない』を繰り返し読んでいます。
この本は「HONDA沼」への入口でした。(ホンダの関係者のみなさま、こんな表現でごめんなさい)

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ご近所さんに熱烈なHONDAファンがいらっしゃり、その影響を受けてなんとなく読み始めたのが『経営に終わりはない』です。

この『経営に終わりはない』を皮切りに、本田技研工業、本田技術研究所に関する本を読み始め、わが家にはホンダ関係の書籍の山が出来てしまったのです。

藤沢武夫氏は本田宗一郎氏の陰に隠れてますが、本田技研創業期の実質的な経営者です。
本田氏が優れた技術力でもって商品を開発し、藤沢氏は経営、販売、資金繰りなどを担当されていました。

さて、『経営に終わりはない』のあとがきを見ると、この本は藤沢氏が文芸春秋の編集者さんに語りちらした内容であると書かれています。
そのため、時系列で話が進んでいない部分もあります。
もともと、私は、二輪にも、四輪にも、本田技研にも全く詳しくありませんから、エピソードを読んでも、ピンとこない所がたくさんありました。
そこで、簡単な年表をつくって、どのタイミングで何があったのかなどを書き足していきました。
さらに、なぜ本田技研工業は世界企業になったのか、などを考えながら読み進めていったのです。

そのように読んでいるなかで、気になったことが出てきました。
昭和30年から34年くらいのあいだに、在庫管理、生産管理にメスを入れて在庫部品の適正化、生産管理の向上に努めた結果、近代企業としての形が出来てきたという内容を見て思ったのです。

「じゃあ、トヨタ自動車のトヨタ生産方式は、いつごろから始まったのだろうか?」

ふと思いついた疑問です。運がよいのか、なんなのか。
たまたま手に取った本の開いたページに答えが書いてありました。
それが昭和28年だったのです。
書かれていた本は『模倣の経営』(井上達彦著)。大野耐一著『トヨタ生産方式』からの引用部分に書かれていました。

昭和28年と昭和30〜34年。これが、同じようなタイミングに思え、トヨタ自動車の社史を探し、本田技研の社史を取り寄せ、その他、手に入りそうな本を集めて読み始めたのです。
そして気がつくと、立派なHONDA沼にはまっていたわけです。
わが家では『ホンダ研究』と言っております。
ダンナさまと、あーだこーだと言いつつ、仮説を立てては本を読み、資料を探す日々。

熱烈HONDAファンのご近所さんに連れられて、ツインリンクもてぎ、鈴鹿サーキット、本田宗一郎氏のお墓参りに行かせていただきました。さらには、浜松へ本田宗一郎氏生家跡地、本田技研ゆかりの地巡り。まるで聖地巡礼です。そして豊田佐吉氏生家、トヨタ産業記念館へ行くなど、ホンダ研究から産業の成り立ちなどにまで視点が進み収拾のつかない状態に。

混乱しつつも、浮かび上がってきたことがこれです。

「もしかして、本田技研の成長の歴史を追いかけてみると、経営がうまくいくヒントがわかるのではないだろうか?」

ホンダ技研関連の本を読みつつ、他業界の企業の本などを見ていると、企業が成長していく過程に共通点が多いことにも気がつきました。
トヨタ自動車と本田技研との共通点も多く発見でき、両企業の共通点に言及されている書籍もあったことから、「やっぱり」と思ったことも。
さらに、かつて日本国内に250社以上あったと言われるオートバイメーカーが、現在は4社になっていますが、その倒産していった企業のことを知ると、ますます企業の成長・衰退に共通点があることを確信していきました。

よく、「なぜホンダなの?」と言われるのですが、理由は「資料が多く零細企業から大企業に成長しているプロセスが残されている」ことにあります。

本田宗一郎氏、藤沢武夫氏、その後の社長、重役、社員の方々、社史など関連書が多く、様々な視点で本田技研について書かれています。
成功エピソードだけではなく、失敗したことも書き残されています。
それも複数の方が同じエピソードを異なる視点で語っておられたりもします。

成功にはセオリーがあるのでしょうが、案外、自分に当てはめて使いこなすのは難しいように感じます。
しかし、失敗のセオリーは、共通していて、学べば学ぶほど「転ばぬ先の杖」となって、経営者を守ってくれる手ごたえがありました。

『経営に終わりはない』は、特に、藤沢武夫氏が考えた事、実行してきてうまくいったこと、うまくいかなかったことが書かれており、とても参考になります。


他社の場合、本田技研ほどの量は書籍などで残っていません。
歴史でいえば「正史」に当たるものと類書が残っている、という感じでしょうか。
それだと、全体像が見えにくいように感じました。


また、二輪という単品からスタートして世界企業になっていることも挙げられます。
国内のオートバイメーカー4社のうち、エンジンという単一商品で創業して大きくなったのは本田技研だけです。他の3社は、親会社ともいうべき部門が先行して存在していました。
そのため、経営危機に陥った時に、親会社からの支援を得て持ち直している企業もあります。
単一商品で経営危機を乗り越えて大きくなる、というところが、これから起業する人にも役立つ部分があるのではないかと考えました。



経営を学ぶ、ということならば、様々な企業の事例をケーススタディとして学べば良いのでしょうが、本田技研関係の本を読んでいて、気づいたことがありました。
それが、切り取られたエピソードだけではわからないこともある、ということです。
本田宗一郎氏の有名な話として、マン島TTレース出場宣言エピソードがあります。その前後の話は、『経営に終わり』のなかで語られています。大きな夢を描いて、社員を鼓舞した、だけではない前後の話がありました。
経営は判断の連続なので、一部分を切り取っただけでは見えてこないものがあるというのがこの本を読んだ感想です。
ひとつの打ち手が良い方向に出ることもあれば、マイナスに作用することもある。どの部分を切り取るかで読み解き方が変わってしまうことがある、というのは発見でした。
ケーススタディ的な一部分だけでは理解が出来ないとして、では、本田技研に、本田氏や藤沢氏に何を学べばよいのかというと、「経営哲学・思想」なのではないか、ということも、この本で感じた事です。
社長には哲学や思想が必要で、それが企業を存続させていく源になるのではないだろうか。
これが今のところ考えている仮説です。
ホンダ技研関連の書籍で「語り継ぐ」という言葉が出てきますが、思想があればこそ言えることではないでしょうか。

「もしかして、本田技研の成長の歴史を追いかけてみると、経営がうまくいくヒントがわかるのではないだろうか?」

という考えの元、ホンダ研究を進めたわけですが、ダンナ様は研修までつくってしまいました。

トップの夢を実現するための条件研修 in 浜松

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この資料【1】は、創業からの本田宗一郎氏と藤沢武夫氏、本田技研に関する事が時系列にまとめられています。今では、ホンダ関連の書籍を読むときのお供です。気になったら出来事の前後を確認しております。

さらに、会社ホームページにてコラムも書いています。
本田宗一郎と藤沢武夫から学ぶトップとナンバー2がうまくいく条件
HONDAを世界企業に成長させたナンバー2藤沢武夫の経営哲学とは?

ホンダ技研が台頭したことにより、倒産した会社もあります。
そちらについて資料を集めて、書かれたのがこのコラムです。
丸正自動車製造の倒産理由から見える正しい経営理念とは?
みづほ自動車製作所の倒産理由から見える価格戦略の正しい考え方


このような企業研究にまで至った入口にあったのが、藤沢氏の『経営に終わりはない』でした。
手元にある本田技研関連書籍で、まだ読めていないものもあります。
読み進めるなかで、新たなテーマも出てきています。
私たちの本田研究にも、まだまだ終わりはなさそうです。
2022.08.02

インク沼にははまりたくない私が万年筆のインクを選んでみた。

小野神社へようこそ

妹に誕生日プレゼンをもらいました。
カキモリさんオーダーインクチケット

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欲しい色の「色のカケラ」(写真や雑誌の切り抜きなど)を送ることで、その色のインクを作って届けてくださるサービスです。

「好きなインクが作れるなんて、うれしい!」と思いきや、「ちまたに色は溢れているのに、作りたい色のイメージがない!」という事態に陥ってしまいました。

そこで、ほしいインクの条件などを整理することに。
16分割メモに書き出してみました。

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今あるインクの色
使う万年筆
使いたいこと
そこから導き出される条件、のようなもの。

書き出したことで、ほしい色味のイメージが固まってきました。

  • いつものノートに遠慮なく使えること。

  • 書類の記入やアンダーライン等にも使えること

  • 使うと元気の出る色味



こんなことから、「明瞭で見やすく明るい色味」がゴールになりそうです。

さらに、図書館で『美しい万年筆のインク事典』『和の色を楽しむ 万年筆のインク事典』という本を借りて来てながめてみました。
この本は、著者の武田健氏が集めたインクをもとに分類されている本の様です。
『美しい万年筆のインク事典』は様々なメーカーのものが色別にまとめられています。
『和の色を楽しむ万年筆のインク事典』は日本の伝統色で分類されています。

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折り込みページとして、メーカー別の見本帳もついています。
インクの色の全体像のようなものが分かるので、眺めているだけで、何となく参考になりそうです。
市販されているインクを選ぶ場合には、かなり参考になるのではないでしょうか。

たとえば、紫は青系、赤系、ピンク系、くすんだ紫と4つに分類されています。分類されることで、使っているイメージが湧きやすく、好みも明確にできそうです。

こういう本を見ると、どのインクも欲しくなります。
インク沼にはまりたくない私としては、眺めるだけにとどめるのに苦労しました。


さて、迷いに迷った末、色を決めることは出来ましたが、「色のカケラ」になるものがない、という次の関門が待っていて、こちらも困りました。
「色のカケラ」探しをしていて、一時期、何を見ても「この色を万年筆のインクにするとどうだろうか?」という、一種の「万年筆のインク脳」に陥っておりました。

発見としては、お菓子のパッケージの色味で、こういうインクを使うと面白そうかも、と思えたものが多かったことでしょうか。明るい色だけでなく、渋めの色使いも増えているのだと知りました。

カキモリさんの「Inkstand POST」サービスでは、このあと、調色して3色の提案色を送って下さるそうです。

どんな色が届くか楽しみです。
また、3色の中で悩みそうです。
21:12 | Comment(0) | 読書周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2021.01.23

目標を立てるのが苦手ならば振り返りから始めてみる。『月イチ10分 「できたこと」を振り返りなさい』を読んでみた

小野神社へようこそ。

自分で自分を育てることは可能なのか?

こんな疑問をもっていたところ、振り返りについて書かれた本『月イチ10分 「できたこと」を振り返りなさい』を読んでヒントをもらいました。





目標を立てるのが苦手という人へ




自分で自分を育てるためには、目標、未来ビジョンなど、目指す方向性があった方がうまくいくように言われています。
わたし自身がそうなのですが、この目標を立てるのが苦手です。

頭ではわかってます。
目指すゴールや目標があって、現状を把握して、ギャップを埋めるために行動計画を立てて、そのとおりに行動すればよい、ということは。

しかし、うまくいかないのだからしょうがない。

振り返りの本を読みつつ、もしかしたら、この方法は目標を立てて行動するのが苦手な人に向いている方法かもしれないと感じました。


振り返りの方法は、1日の終わりに5分だけ「できたこと」を思い出し手帳やノートに書き込むというものです。

それを蓄積しておいて、1か月に1度見直すことで、いろんなことに気付くことができるというものです。

振り返りとは、自分を整理する方法でもあるのです。

振り返りとは、現在の自分と未来の自分を整理する方法



自分のできたことを書き出していくことは、できたことを言葉にすることです。
言葉にすると、ノートや手帳に文字として書かれるので、客観的にみることができます。
これは自分について集めたデータです。

できたことの記録が積み重なっていくと、そのなかに傾向というのか特徴が出てきます。
自分にとって大事にしていること関心のあることや、目指す方向性を示していたりして、価値観が反映されているのです。

私の場合ですと、読書をした、ブログを書いた、という内容を記録していきます。
ある程度の量になると、読書の中味が明確になってきます。
メモやノート術の本を中心に読んでいるようなことです。

さらに、メモやノート術の本の中でも、同じ系統ばかり読んでいる、ということが分かる場合もあります。
例えば、書いて叶える系の本が多いとか。

そういうことが明確になると、次にどういう方向に進めるのかのアイデアにつながっていきます。
次は仕事に活かすメモ・ノート術の本を読んでみよう。
その本を読んで、自分の仕事や周りの人の仕事に活用してみよう。
読んだものを整理してブログの記事にしよう。
ブログ記事は1記事を書くのにこの程度時間がかかるので、3日に1回程度は投稿できるようにしよう。などなど。

振り返りをすることで、現在の自分と未来の自分を整理できていく感じがしています。

振り返りは無理なく自分を成長させる方法



これは、目標を立てて、そこに向けてがんばることが苦手な私にとって、とても動きやすい方法だと感じました。
現在の自分をスタートラインに置いているので無理がないのです。

また、自分の出来ている事の上に積み重ねていくので、軌道修正をしていく感じに近いとも言えます。
新しいことにチャレンジするにしても、現在できていることを起点にして、方向性を定めてビジョンを描いていくので、白紙に描く感覚とは異なります。
これが、自然な感じでよいようです。

読書をするにしても、「今年は100冊読もう」的な目標の立て方だと、散々挫折して来ているので、目標だけ立てて放置してしまいがちです。

というのも、この方法だと、「これだけの目標を立てているのに、全然できていない」という方に目が向いてしまうのです。

しかし、できたことを記録して振り返る方法だと、できたことに注目するので、実際に読んだ量やペースがわかり、そこから、今後の見通しを立てることもできます。
実際に1ヵ月で読んだ冊数から、読めるだろう冊数を見積もるので、無理な目標ではなく、ちょっと背伸びすればできそうな目標値も設定できます。

この方法だと、精神的負担も少なくてよいのではないでしょうか。

また、できたことを書き溜めていくことで、発見は本当に多そうです。
自分は自分をどう見ているのか?
他の人が自分をどう見ているのかということをどの角度から切り取っているのか?

ひとつひとつは断片なのですが、集まることで、面や立体になり、形になっていくのです。
その面や立体を眺めながら、どの部分を伸ばすのか、どういう造形にしていくのかを考える。
振り返りのプロセスは、さながら立体を造る造形家、芸術家のようでもあります。

実際には、自分には見えない部分、認知できない部分があるので、次の方向性を探る時にも、他の人から客観的に見るほど、適格ではない部分もあるかもしれません。

でも、続けていくうちに、少しずつ認知できる部分も増えていくのかなと感じました。
認知しつつ、未来の方向性も模索して、新しく開拓していく部分ができると、結果的に自分で自分を成長させている、ということになりそうです。

さらに、他の人と仕事をする場合にも、自分の仕事の進め方やできることが分かっていることが、精神的な負担を減らしてくれるように感じます。

派手さはないですが、こつこつと積み重ねていくことで、自分を成長させていけるというのは、個人的に魅力を感じています。

手帳の魔力の本と合せて活用すると、かなり使えそうです。





2021.01.20

『ズルいほど幸運を引き寄せる手帳の魔力』に学ぶ、手帳を活用するための おすすめの方法とは

小野神社へようこそ

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『ズルいほど幸運を引き寄せる手帳の魔力』をメモをとりながら読んでみました。

手帳、活用していますか?



手帳、活用していますか?

私自身は、最近市販の手帳を使っていなかったのですが、昨年はこちらを使ってみました。



それまでは、「ノートで十分いけるのではないか?」とノートを手帳代わりに使っていました。
現在は、手帳とノートを併用しています。
まだまだ試行錯誤中です。
そのため、手帳に関する本や手帳特集の雑誌を見かけると、気になって読みたくなります。

今回は、『ズルいほど幸運を引き寄せる手帳の魔力』を読んでみました。



ズルいほど幸運を引き寄せる 手帳の魔力

手帳の力を生かしきるための大切な視点とは?



この本には、手帳の力を生かしきるための大切な視点が書かれています。

本の中には、手帳の具体的な写真やおすすめの手帳などが書かれているわけではありません。
しかし、この大切な視点を得るだけで、どのような手帳を使っていても、手帳の使い方を変えていけるのではないかと感じました。

その手帳の力を生かしきるための大切な視点ですが、これです。

「手帳を大切なパートナーだと考える」

手帳を単なる手帳と考えるのではなく、あなたにとってのパートナーであり、対話の相手だと考えるということです。

手帳というと、スケジュール帳、メモ帳的なイメージがあります。
住所録、連絡先、仕事の予定を書いたり、大切なことを記録しておくなどに活用されていることが多いでしょう。
ですから、あくまで「紙」であり、記録するための媒体としての手帳という位置づけです。

ところが、手帳を大切なパートナーだと考えると、少し扱いが変わってこないでしょうか。

大切なパートナーには、今後の予定を打ち明けたり、大切な相談事をしたりしませんか?
なにか問いかけると、パートナーからも返事が返ってくることがあります。

「その人に会うのならば、この人にも声をかけてみたら?」
「そのアイデアはステキだけれども、いまはタイミングじゃないような気がする。なぜならば・・・」

など、自分の考えに賛同してくれる意見もあれば、押しとどめてくれることもあり、また、ヒントをくれることもあります。

同じように、手帳がパートナーのような役割を果たしてくれるのです。
パートナーとして扱うことで、本当のパートナーの役割を果たしてくれる、というかんじでしょうか。

実は、わたくしも、手帳ではないですが、ノートがパートナーの役割を果たしてくれています。
相談相手になったり、思考をまとめたりするための、キャッチボールの相手になってくれるのです。

手帳を活用するための大前提について考える



では、具体的に手帳をパートナーにするためにどうすればよいのでしょうか。


と、その前に、手帳使うための大前提があります。
これが、この本にも書かれているのです。

「自分の人生を大好きなことでいっぱいにする!」

と決意することです。


電車や車に例えるならば、行き先を決めて、そちらに向かって車を走らせないと目的地には着けません。
「東京駅から新幹線に乗る」と言っても、盛岡へ行くのか、博多へ行くのかを間違えると、えらいことになります。
ちゃんと行き先を決めて、行先通りの列車に乗りましょう、というのが「大前提を決めて、その通りに手帳を使う」ということです。

この本のタイトルは『ズルいほど幸運を引き寄せる手帳の魔力』です。

そして、ズルいほど幸せな人の定義として、こんなふうに書かれています。

ズルいほど幸せな人は、自分の大好きな時間を過ごしています。毎日、自分の大好きな場所で、大好きな人と一緒に、大好きなことをしています。


そして、そんな時間の使い方をするために手帳を使いましょうということですが、前提として、方向を定める必要があるわけです。

それが、<「自分の人生を大好きなことでいっぱいにする!」と決意すること>

これで、乗るべき電車は見えてきた感じでしょうか?

手帳をよきパートナーにするために



ここから、具体的に手帳をパートナーにするためにどうすればよいか、というお話です。

それが「手帳と対話をする」という方法です。
そのときに活用するとよいのが「質問」です。

親しい人とのの会話でも「今日、〇〇くんと会ってねー」と話しかけても、「あ、っそう」で終わってしまっては、対話になりません。

「今日、〇〇くんと会ってねー」と話しかけたときに、「〇〇くん、元気してた?」とか「いまどんな仕事しているのかな」なんて返ってくると、対話が成り立ち始めます。

これは、相手が上手に聞き返してくれたからこそできることです。
残念ながら、手帳は、向こうからは聞き返してくれません。
紙ですからね。

そこで手帳を対話をするために、質問を使うわけです。
質問をすると、人は、答えを探し始めます。
質問をして思いついたことや、答えかな?と感じることを書き留めていきます。

「スケジュール帳的に活用している場合には、どうやって活用するのか」というような具体的なことは、この本にはあまり書いてはいないので、ここは各自工夫が求められるところです。

ですが、「これは本当に必要なことかな」「これは、心から楽しめることかな」と自問自答しながら書き込むことはできそうです。

「もしかして、いやなことばかりに時間を取られていない?」という問いに「そうかも」と感じたら、予定を見直すこともできます。

「自分の大好きなことはなんだろう」
「そのために、何をすればいいだろう?」
「どこに行きたいだろう?」
「誰に会いたいだろうか?」
「どんな本を読みたいだろうか?」
「あるいは、したくないことはなんだろうか」

質問次第で、より具体的な答えが引き出せそうです。

こんなふうに、手帳を大切なパートナーと考えて、質問しながら相談していくと『ズルいほど幸運を引き寄せることができますよ』というのが、この『ズルいほど幸運を引き寄せる手帳の魔力』に書かれているわけです。

ちなみに、私はこれをノートでやっていると書きました。
主に使っているのは無印良品の開きやすいノートで、16分割メモにして書き込んでいます。

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これはこの『ズルいほど幸運を引き寄せる手帳の魔力』を読んで気になることを書き留めているページです。
これを見ながら、ノートを活用して対話をしているのです。

手帳やノート術はいろいろありますが、気に入った型をもとに、自分流にアレンジしながら使っていくことができるとよいのではないでしょうか。

「ズルいほど幸運を引き寄せたい人」「手帳をもっと自分を生かすために活用したい人」におすすめの本です。



ズルいほど幸運を引き寄せる 手帳の魔力

2021.01.16

不安を取り去って、明るい未来を描くには? 『予祝のススメ 前祝いの法則』を読んでみた。

小野神社へようこそ。

今の世の中の流れをみていると、いろいろと、不安な要素があります。
だからこそ、何とかしたいと思い、『予祝のススメ 前祝いの法則』を読んでみました。





予祝とは「自分のエネルギー管理」をすること




予祝とは、前祝いのことです。
日本人が大好きなお花見も予祝。
満開の桜を、秋の稲穂の実りに見立てて、その年の豊作を春に祝おうという、前祝いなのだとか。

そういう話を聞くと、予祝って「自分のエネルギーをどう管理するのか?」ということかな、と思いました。
お米作りは、造り手の努力も必要ですが、天候に左右される面もあります。
どこまでやっても万全ということはないので、正直、不安はぬぐえない。
だからこそ、花見という形で、あらかじめ「神さま、今年も豊作をありがとう!」という感謝と喜びの気持ちを米作りの前に味わって、そのエネルギーを持って仕事をする。
これは、本当に先人の智慧です。
不安を抱えて続けて仕事をするのとでは、全然、違う気がします。

同じように、自分自身のいま抱えている仕事や問題とどういう気分で向かい合っているのか?
どんなエネルギーを込めているのか?
ちょっと、見直してみるのもいいなあと思った次第です。
時間の管理や、タスク管理ということはよく聞きます。
時間がうまく使えるかどうか、タスクが順調に進むかどうかというのは、自分自身のヤル気や気持ちの部分と連動しています。
こちらの調整がうまくいかないと、形だけの管理になってしまいます。
予祝をやってみると、仕事へのヤル気や情熱にまで変化を起こせるように思いました。
現に、こうして、私自身も久々にブログ記事を書いていますから、効果大ですね。


この本は、読むリポビタンD、読むリゲイン、みたいだと感じました。
要するに、読むカンフル剤、読む栄養剤。
そのなかに有効成分は入っているのですが、飲むことで元気になる、そういう要素が本そのものにも込められています。

自分の人生の主人公は、私自身

そんな言葉を聞いたことがありますが、どうしても、他人事になっていて、「そうは言っても・・・」というふうになっていました。
ただ、鼻血を出すくらい興奮した人生にできるかどうかも、わたし次第というのは、その通り。
「本当の私を探すのよ〜」というさまよった感じではなく、「こういう人生にしたい。叶ってしまってすごい!」という感覚を先取りしてしまって、味わう。
「なんだか、できそうだな〜」不思議と、そんな気持ちになれる本でした。


マイナスの感情を受け入れて癒していくには?




そうは言いつつも、マイナスの部分や、ネガティブな発想はなくならないものです。
そんな時の対処法として「まゆない」という方法についても述べられていました。

何かイやな気持ちになったら、その心のつぶやきに、
「〜と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています」
とくっつけてください。(中略)

例1
私は、「片づけができない自分って情けない」と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています。

例2
私は、「満員電車イヤだ」と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています。

そこからスタートして、その次に思い浮かんだ心のつぶやきを、そのまま、またこのフレーズにいれて言います。


実際にやってみると、次から次から出てくるのですが、それでも、だんだんと気持ちが落ち着いていきます。
日本版、ホオポノポノのようだとも感じました。
マイナスの感情を受け入れて癒していく、そんな不思議な方法です。

心の習慣を少しずつ変えていくことができそうです。
こうして癒したうえで、未来のことを考えて、味わって感謝するというのは、実際にやってみて、単純に未来をイメージするよりも効果が高いし、臨場感が味わえました。

また、未来を描くといっても、
1年後、10年後など未来のことを考えられないこともあります。
その場合は、「この1時間をどうするのか?」「この1日をどうするのか?」と時間の射程距離を短くするとこの予祝という方法も実行できそうです。

「自分にもできそう!」「やってみよう!」と思えることが大事なので、短い時間からトライして、気分が良い時に、もうちょっと未来のことを考えてみる。
こんなふうに、調整してみるのはありです。

「なんかうまくいかないな」「ぱっとしないな」と思っている時には、この本の力を借りて、自分を浮上させてみるとよいのではないでしょうか。


前祝いの法則
2017.04.16

マインドフルネス、実際にうまくできている感じがしないときのおすすめ

小野神社へ ようこそ

マインドフルネスと美文字(ペン習字)の関係


マインドフルネスと言うけれど、実際にうまくできている感じがしないときのおすすめが、「ペン習字」。
美文字の練習です。

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脱三日坊主のヒントということで、ペン習字トレーニングのことについて触れたことがありました。
脱三日坊主のヒント。ペン習字で集中力を養う。文教学院大学女子高等学校の『集中力を育てる ペン習字トレーニング』
自分の名前から始めよう。美文字のコツについて教わる

案外、これがよいようで、集中することや、心を整えることに役立っています。

実際にやっていることは、集中できないと感じた時に、集中力を育てるペン習字トレーニングを出してきて、トレーシングペーパーをお手本に重ねて1〜2枚書くだけです。

使っているペンは、万年筆。
万年筆のほうが、普通のペンよりも集中している感じが増しますから使っています。
所要時間は5分前後です。
1〜2枚書いたら、そのあとは、作業や仕事に切り替えています。

こういうかんじですと、美文字の練習だとか、ペン習字という感覚はありません。
ただ、文字を書くだけ、です。

「ただ、書くだけ」というところが、マインドフルネス的


マインドフルネスがブームで、なにかと取り上げられる機会が増えています。

「いま、ここに集中する」ために、呼吸に集中したり、瞑想的なものを行うというのが主流のようです。
しかしながら、慣れないと、なかなか集中できずに、雑念にとらわれていくこともあります。

それならば、「呼吸のような静的な動作を入れればよいのではないか」、ということでペン習字と結び付けてみました。

私が行っている方法は、難しいことはありません。
準備するものは、ペン習字のテキスト、トレーシングペーパー、そして、万年筆です。
テキストにトレーシングペーパーを重ねて、ただただ、なぞるだけ。
その間、書くことに集中して、なにも考えません。
テキストにある言葉の意味などを考えたり、文章の内容については考えることがありますが、深入りはしません。

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美文字の練習の場合は、美しくかけているとか、バランスがいい、悪いなど、上手に文字を書くことについてあれこれと思いめぐらしながら、ペン運びを考えることが多いのではないでしょうか。
私がやっているように、「ただ、書く」に徹すると、上手に書こうとか考えなくてよいのがとっても楽です。
思ったように書けないとか、バランスが悪くなるなどのストレスがないのがよいところ。
ただ、書くことに集中するだけです。
正確に言うと、「なぞるだけ、に集中する」です。
そのあと、仕事や作業などにも、すっと入っていきやすいのです。

だから、逆に「美しく書けるようになったか?」という問いには答えられなかったりもしますが。

「書くこと=集中すること」という回路をつくる


最近ではパソコンやスマートフォン、タブレットなどを利用する機会が増えていますから、手書きの機会は減っているかもしれません。
それでも、メモをとるなど手書きの機会がまったくないわけでもないのです。
書くということは、小さなことも含めれば、まだまだ身近にたくさん あふれています。

実際に、マインドフルネス的にペン習字をしていて感じることは、1回に書く時間が短かったとしても、書くことに集中する時間があることで、文字を書くたびに意識を集中しやすいということです。

ノートを書いたり、メモをとったり、日常生活のなかで文字を書くたびに、意識がすっと変化する感覚が出てくるようになりました。
マインドフルネスが意図している、「いま、ここに集中する」ということを書くことを通して実現している感じがします。
徐々にですが、「書くこと=集中すること」という回路ができているようなのです。

ペンを持って、書くたびに拡散した意識を一点に集める感覚が気に入っています。

呼吸や瞑想でもよいですが、書くという方法も相性が合えばよい方法のひとつだと実感しました。
何か文字を書くたびに、意識できるというのが、特別感がなくてよいのです。

もともと美文字などに興味があるならば、練習も兼ねることができるので一石二鳥です。
ちなみに、『集中力を育てるペン習字トレーニング』のなかで紹介されている富士賞のペン習字奨励賞に応募するためには、応募するためのルールがあるので、そちらは確認して取り組んでくださいませ。

アマゾンのページに飛びます。
集中力を育てるペン習字トレーニング
トレーシングペーパーもあると、便利です。
コクヨ トレーシングペーパー 薄口 B5 100枚 セ-T45N
トレーシングペーパーがあると、お手持ちの美文字本に重ねて練習することができます。


おすすめの万年筆です。
プラチナ万年筆 の♯3776シリーズ。




定価が1万円ですが、アマゾンなどでは7000円前後で手に入ります。
個人的には、安いステンレス製ペン先の万年筆もよいけれど、ちょっと背伸びをして14金ペン先の万年筆のほうが、よいのでは?と考えています。
国産万年筆は、1万円前後で、使い勝手の良い金ペンが出されています。

私が使っているのは、プラチナ万年筆の♯3776シリーズ ベッコウ。
家族がプレゼントしてくれたもので、かれこれ20年以上使っています。
↓アマゾンのリンクに飛びます。







2017.04.15

夫の加齢臭に悩んだ時の対策方法〜加齢臭読本を読む

小野神社へ ようこそ

夫、自分の加齢臭で頭痛に悩む



以前から、気にはなっていた。
うちのダンナさまが時々言っていたから。

「自分のシャツの匂いで、気分が悪くなる」と。

いわゆる、加齢臭というやつらしい。
私自身はあまり気にならないのだけれど、
本人自身が、立ち上るシャツの香りで頭痛がして仕事にならないようなのだ。

要するに、仕事効率が下がる、というやつです。

いろいろと検索してみると、加齢臭対策の洗剤などもあることがわかってきた。
さらに、夫の加齢臭に困っている妻もいるらしきこともわかってきた。
どうやら、結構深刻な問題なよう。

加齢臭対策の洗剤を注文しようかとも思ったけれど、
ふと、図書館の蔵書検索をしてみた。

加齢臭、と入れてみる。

そこで引っかかってきたのが、『加齢臭読本 いくつになっても、におわない人の習慣


早速、借りてきた。


加齢臭対策について、日々の習慣をどのようにすればよいのかについて、書かれている。
ざっくりとこんな内容。

セッケンの選び方と身体の洗い方
保湿習慣とワキ臭対策
食事習慣
洗剤の選び方と洗濯について
他人の加齢臭対策



著者が取材したり、自分で試してみた方法について細かく書かれている。
ご自身が加齢臭に悩まされていたようで、そういう人が試した方法なので、実践的。

と、ここまで、なんだか硬い文体で書いてしまいました。

加齢臭読本の内容を試してみる


加齢臭読本に書かれていたので、我が家では、早速、酸素系漂白剤を買って、使ってみました。

酸素系漂白剤には、脱臭効果もあるとのこと。これを通常の合成洗剤と使えばOKということでした。
(お子様が敏感肌などの場合は、試せない方法かもしれません。)
何回か使っているけれど、ダンナ様はとくに反応していないので、効果のほどはまだよくわかりません。
しかし、「シャツの匂いがすごすぎる! 頭痛がしてくる!」とは言わなくなりました。
ちょっとした効果はあったと言えるのかも。

ネットでいろいろと調べて、すぐに加齢臭対応の商品を注文するのも良いし、『加齢臭読本』のような本を読んで、納得してから身近な商品で試してみるのもよいかもしれません。

加齢臭対策商品のどういう部分が効果的なのか。
例えば固形石鹸とボディーソープだとどう違って、どちらのほうが有効成分が多いのか、など知らないことがたくさん書かれています。
特に、加齢臭対策商品について、開発者への取材をもとに書かれているので、説得力があります。
また、習慣にできるようなヒントも書かれているので、自分にもできそうな感じがありました。

加齢臭対策の道も一日にして成らず
地道な対策が必要かな〜。




ダンナさまの加齢臭に悩んでいる奥様に読んでいただきたい本です。
いや、本当は本人が読んだ方がよいのかもしれませんが。
タグ:加齢臭
2016.10.01

歯医者さんおすすめの歯ブラシを4か月使ってみた。

小野神社へようこそ。

ファイル 2016-10-01 11 19 12.jpg

今回は、歯ブラシの話。
実は、歯が磨ききれないという悩みがありましたが、歯医者さんでおすすめの歯ブラシを使ってみたら、かなり改善したのです。

この歯ブラシ、かなりよい!
と感じたので、シェアできればと思い、書いてみました。

歯医者さんに歯の清掃&チェックで定期的に通っています。
そこでおすすめされた歯ブラシを4か月ほど使ってみました。

それまでは薬局で手に入る市販の歯ブラシを使っていたのですが、磨ききれないのが自分でもよくわかるのです。

ものすごく、がんばっているつもりなのですが、微妙な磨き具合なので、歯医者さんに行ったときに相談してみました。

「おすすめの歯ブラシはないですか?」と。

そこでご紹介されたのが、この歯ブラシです。

この歯ブラシを4か月使ってみたところ、「かなりしっかりと磨けている」と言われるようになりました。

たった1本の歯ブラシで、こんなに変わるものかと驚いています。

「歯を磨く」というけれど、まさに「磨く」なんですね。

この歯ブラシを使い始めてから、歯磨き後に歯が輝くようになりました。
市販の歯ブラシでは、なかなかそんな感覚にはなりませんでしたから、大きな変化です。

歯ブラシの箱には、このように書いてあります。

先端集中毛と段差植毛により、むし歯になりやすい「歯と歯のあいだ」や「奥歯」がよく磨けます。
テーパー毛の採用で歯肉へのあたりがソフトになりました。


テーパーとは、東京タワーのように先細りになっている構造物のことを言います。
先にいくほど細くなっている毛が歯ブラシの先になるので、歯と歯のあいだや奥歯も簡単に磨けました。

自分でも「奥歯のところまで、歯ブラシが届いているな」というのがよくわかります。
届いているだけではなく、しっかりと磨けている感覚もあります。

さらに、磨きすぎて血が出るとか、力の加減ができない、ということもありません。

自然に磨いているだけで、磨けてしまう歯ブラシなのです。

価格も歯医者さん価格で300円くらいです。
アマゾンなどでまとめ買いすると、市販の歯ブラシと変わりません。
月に1度交換するくらいのペースで使っているので、大きな出費でもありません。

このくらいの価格なら、許容範囲内です。

どのような歯ブラシを選べばよいのか、迷っている人には一度使っていただきたい歯ブラシです。



11:45 | Comment(0) | 読書周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016.09.30

アファーメーションが苦手でも大丈夫。美文字を使って人生を好転させる方法。

小野神社へようこそ。

以前、美文字について書いたことがあります。
自分の名前から始めよう。美文字のコツについて教わる

先日、本屋さんでこんな本を見つけましたので、ご紹介。

「文字を書くことで、考え方や習慣を変える」ということについて書かれた本です。

考え方や習慣を変えた結果、「ほしいと思っているものが手に入る」「人生を好転させる」、ここがこの本のゴール。



文字は毎日書くものだから、習慣化しやすい


文字は毎日書くものです。
その機会を利用することは、新しいことを始めるわけではないので、考え方や習慣を変えることに向いています。
「特別なことをしないと変われない」と感じていた人にとっても、簡単でうれしいことではないでしょうか。

しかも、文字を書くといっても、美文字を書くことがゴールではあないので「上手に書けない」「上達しない」という気持ちになる必要もありません。

紹介されているのは、ハネやハライ、部首のバランス、空間の取り方などの書き方を通して、自分の理想の性格や考え方を目指すという方法です。

きれいに書くことよりも、むしろ丁寧に書くことを大事にされていると感じました。


アファーメーションが苦手でも、大丈夫な理想像の描き方


思考を変える文字の書き方を知っていると、あえて練習っぽくならなくても、仕事や勉強の最中に、ふと集中力が切れたときにも、ノートやメモ帳の片隅に意識して文字を書くことで、なりたい自分像を明確にできます。

結婚したい。
お金がほしい。
健康になりたい。

こんなふうに自分の願望を言葉にすることも大切です。
でも、たった一つの文字を、そうありたいという気持ちを込めて書くことも効果がありそうです。

物事を実現化させる力が強いのは、行動もそうですが、その源流にある気持ちの作用も大きいからです。

それは、アファーメーションのようでもあります。

アファーメーションが苦手な人には、この「1文字に気持ちを込めて書く」という方法が向いているかもしれません。

少なくとも、私にはこちらの方が向いています。
アファーメーションは、一見ポジティブな言葉なのですが、言葉とは裏腹に、気持ちのなかでは「そうは言っても、うまくいかないかも」といったネガティブな感情のまま発していることがあるのです。

これでは、うまくいくはずがありません。
ありませんが、ここからの軌道修正ができないでいたのです。

でも、この方法ならば、文字を書くことに集中するので、「うまくいかないかも」発想は発動しにくいのです。
むしろ、「それを修正するために書いている」という気持ちがあるので、できないことではなくて、どうやったらできるかという方に、気持ちが変化をしていくので、無理がありません。

そして、文字を書きながら思うのが、本に書いてあるような「ねらい」を込めた文字を探したり、書きながら自分の本心に気が付くことができるのが、こうした書き方のよいところかな、と。

また、いろんな願望のサンプルがあっても、自分のなかのひっかり具合が異なります。
反応してしまうものもあれば、気持ちが動かないものもあります。
試しに書いてみることで、願望の優劣やつながり具合が、自分のなかで具体的になっていくのです。

これらも、日ごろ考えていない人にはよい機会になりそうです。


うれしい付録付き


この本は付録に水筆用の練習用紙がついてきます。
すぐに練習したい人も、筆(できれば未使用)を手に入れられれば、すぐにできます。

私は個人的に、万年筆がお気に入りですから、そちらでよいかな・・・と。

気持ちに迷いが出たときには、一文字書いてみる。

まさに、文字はエネルギー。
書くときに気持ちの乗せ方が変わると、文字も変化しますが、自分の人生にもボディーブローのように効いてきそうです。

新しい習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。



【関連記事】
脱三日坊主のヒント。ペン習字で集中力を養う。文教学院大学女子高等学校の『集中力を育てる ペン習字トレーニング』


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2016.09.22

「俯瞰」の視点を手に入れるには? 『新・ココロの片づけ術 自在力』を読む。

小野神社へようこそ

やましたひでこさんと言えば、断捨離。
そのやましたひでこさんが書かれている『新・ココロの片づけ術 自在力』という本を読んでみました。




この本を手に取った理由は、本の中に出てくる「俯瞰」という言葉が気になったから。

鳥の目・虫の目という言葉を時々聞きますが、同じ環境で同じものを見ていても、どんな視点で見るかで、問題解決の方法が変わってくることがあります。

高ければよい、というものではないのですが、低いままでよいとも思えません。
また、1点に視点を固定化してしまうことで、問題を難しくしてしまうこともあると感じます。

そこで「俯瞰の視点を手に入れるにはどうしたらよいのか?」ということで、この本を読んでみました。

ファイル 2016-09-22 12 11 47.jpg
『新・ココロの片づけ術 自在力』を16分割メモでまとめてみたノートです。


こんな1行はいかがでしょうか。

「今の私」からスタートして、少しずつ ずらしてみよう。


ポイントは3つです。

  1. 「今」の私をありのまま、見つめる

  2. 視野を広げてみる

  3. 様々な視点を試してみる



俯瞰をするのに、どこから手をつければよいのか。



@「今」の私をありのまま、見つめる



俯瞰の視点を手に入れるといっても、どこから手を付ければよいのでしょうか。
まずは、今の私をありのまま見つめるところが原点になりそうです。

今の私に、いろいろなものが現れていて、ここを原点にするのがよさそうです。

やましたひでこさんは、「モノは思考の証拠品」とおっしゃっています。
あるいは、「モノをもらった人や、まつわる人との関係性の投影」でもあるとも。

断捨離というのは、単にモノを片づけたり、捨てればよいのではなく、持っているモノを中心に、自分のココロと向き合うことでもあるのです。

今、身の回りにあるモノは、今までの思考の証拠品。

そう考えると、今の私を見つけるのが難しいと感じるときには、身の回りにあるモノを手掛かりに、考えていることを整理しけば近道なのかも。

シャーロック・ホームズのように、目の前にあるものや出来事から、自分のココロのなかの出来事を深く探っていけると楽しそうです。

さらに、自分のココロと向き合うためには、モノを通して見えてくる自分のココロをジャッジするのではなく、ありのまま見つめることが必要です。

こうするのが当然だから、普通だからと思っていることのなかに、自分のとらわれているものがあるのです。

でも、普段は気が付かないことが多くあります。
あるいは、気が付いた時に、自分を責めたり、他人を責めたりして、自分がなぜ とらわれているのかというところまで意識が向かないことがあるのです。

実は、こうしたことをひとつひとつ、丁寧に見ていくことで、ココロの片づけも進んでいくのですね。

責めたり、ジャッジをしたりしないで、「こんな考え方をしていたんだ」「こんな私も、ありかもね」なんて思えると、ココロに自由度が出てきます。

まずは、今の私をありのまま見つめ、現在位置を確認しておくことが、俯瞰の視点を手に入れるスタートになるのではないでしょうか。


点から面へ、1次元から2次元へ



A視野を広げてみる


視点を1次元から2次元、点から面へと広げていくことで、少し視野が広がります。
実際には点から面といっても、本当に面ではなくって、もう少し立体感があるのですが。

ひとつの「モノ」を中心に考えていたのが、視野が少し広がることで、視点が「モノ」から「空間」に移動していきます。
この「モノ」がどうなのか、という考え方から、「この空間のなかで、このモノをどう扱うのか」という考え方になるのです。

視野が広がるということは、関係性のなかで、モノを見ることになります。

「私」から「私を中心とした空間」というようなかんじです。

モノを中心に見たり、その空間の中でのモノという見方をしたりすることで、広くはないけれども視点の移動が始まります。

俯瞰はではいかなくても、意識して視点をずらすということが可能になってくるのです。


面から立体へ、そして時間も超えてみる



B様々な視点を試してみる


平面での視点の移動が可能になったならば、次に立体的に視点の移動を試みることができます。

「私中心」に考えていたならば、同じ空間を共有している家族や職場の人など、他の人の目線も考えてみるというかんじでしょうか。

モノを見るときにも、モノの気持ちを考えてみるということもできそうです。

そして、同じ空間で複数の視点を考えてみるというのも、可能です。

ここにいる私、向かい合っているこの人、ここにあるコピー機、というように。

さらに、時間を超えていくのも楽しそうです。

ちょっと前、1週間後、2年後、5年後、10年後というように、あくまでもイメージのなかでの出来事ですが、視点を移していくことで見えていくものもあるのかもしれません。

こういう様々な視点を手に入れることができると、その人の認識力の範囲の中かもしれませんが、俯瞰する力がついていくのではないでしょうか。


まとめ



今回は、『新・ココロの片づけ術 自在力』を読んでみました。

俯瞰する力を手に入れるには?という問いに対しての1行は
「今の私」からスタートして、少しずつ ずらしてみよう。

おそらく、俯瞰できない人はいないのだと思います。
時と場合によって、できる程度に差があるということかと。

少しずつ視点をずらすということをやってくと、意識して育てていくことができそうです。

あえて、あれこれと試してみる感じです。

ゲームのように考えてみると楽しいかも。

さて、「俯瞰する力を手に入れてどうするのか」ということについて。

俯瞰する力は、自分自身を生きやすくするために獲得したい力のひとつだと、私は考えています。
自分だけの視点にこだわりすぎると、見えなくなるものがたくさんあります。
これがいわゆる、「視野が狭い」というもの。

最初にも書いていますが、視点が1箇所に固定されることで、問題を難しくしていることがあります。
抜け出したり、解決するためには、視点を変えることは有効です。

俯瞰する力があると、視点を自由に動かして、ココロも自由に動かすことができるのではないでしょうか。

自分らしく気楽に生きる、これも俯瞰する力を手に入れる効果かもしれません。